● 矢掛の家T(S-House)  大空間のある家
Brave style


ソラとホシが
抱きしめる

潔いおうち
DATA
・建築場所   岡山県小田郡矢掛町
・家族構成   大人2人+子供1人
・構造      木造2階建て
・1階床面積  105.57u
・2階床面積    9.94u
・延べ床面積  115.51u
          (34.94坪)
・ベランダ     16.02u
・敷地面積   266.56u
・竣工      2009年 2月

COST
・総工事費    1600万円
・坪単価      約43万円
・設計・監理料含む

・ベランダは面積の半分を
  坪単価として計算

STORY
突然の電話でした。
『○○万円でビリヤードテーブルのおける30坪くらいの家、出来ますか
?』との問い合わせ。
あまりに突然でしたので、少し戸惑いましたが、即答しました。
『大丈夫、出来ますよ。』
自信がありました、こだわりがあるお施主さんならなおさらです。

最初の打ち合わせからSさん夫婦に何か感じるものがありました。
それは1回目のPLAN提出に現れました。
『PLANを2つ作ったのですが、敷地の感じだとこちらのほうが・・・』
『いいですね、コレにしましょう。』
『ちょっと待って下さい、もう少し煮詰めさせてください。』
という、潔い旦那さんとの掛け合いをしながらの打ち合わせは、楽しいものでした。
結局、最初のPLANを練りに練って5回目のPLANで完成。
無駄のそぎ落とされた潔いおうちが出来上がりました。

ビリヤードテーブルの置ける大空間に、ロフトを設置。
キッチンを介して各室に移動できる。
無駄のない動線を確保することが出来ました。

宿場町であるこの町。
キレイな川をあがったところにある、とても静かなちいさな団地に建ちました。
あたりは、心が表れるような原風景に囲まれています。
羨ましい限りでした、このような環境に出会えることができて・・・
この環境だからこそ、この潔いおうちが出来上がりました。
ここにきて是非、抱きしめられてほしい。




霜柱
地中の水分が柱状になって地面を押し上げます。
子供の頃の懐かしい感覚を呼び覚ましてくれる。






すぐ近くの公園にあった木のつぼみ。
これからいろんな四季が訪れ、さまざまな変化をもたらしてくれる。
このつぼみのように、これからの成長を期待する。


Exterior



南側より

潔い真っ白な外壁に真っ黒な板を張った壁。
まさに潔い以外の何者でもない。
ポーチとテラスの庇を連続させて一体感をつくる。




南側外壁

潔さの中に、陰影を落とし込むための板壁。
壁に凹凸を作ることで、表情を与えた。









西側

ソラを切り裂くような片流れの外観。
玄関前には視線を遮る衝立。





西側ポーチ

軽やかに見せた玄関庇。
落ち着きを生む敷き瓦の衝立。
タモで作った片引き玄関ドア。





衝立

あえて衝立といいます。
20cm角の敷き瓦といにしえの棟瓦とのコラボレーション。
新旧の瓦が見事に引き立てあった。





玄関ドア

タモで作った。
凛としたたたずまいで、気持ちが引き締まる。




ヒカリ

ガラスの小口を見せてスッキリした光を楽しむ。
ちいさな光だが、おおきな気持ちのゆとりを生んでくれる。




ハンドル

世界に一つだけの鉄を打ち出してつくったハンドル。
蜜蝋仕上げでずっしりとした感触で、しっとりした手触り。
Interior





リビング

なんと最大天井高4.6mの大空間。
外からは想像できないほどのボリューム感がある。
この家を支える化粧梁をあらわしにすることで、空間のリズムを整える。
上部はロフトで、右側はキッチン。





リビング上部

しっとりした照明で室内全体を包み込む。
ロフトを作ることで空間を余すところなく使うことが出来た。





キッチン側から

広い・・・とにかく広い。
28帖もある。





化粧梁

米松の大断面でこの空間を実現。
この梁でなければ、この空間はできなかった。





リビングのカウンター

約4mのカウンターは多目的に使える。
カウンター前の壁は親方の力作。





カウンターの壁

さまざまな木材をさまざまな厚さで陰影をつける。
ナラ・クリ・パイン・サクラ・唐松





ロフト

なんとロフトの床は以外にも畳の仕様です。
ロフトで寝転がっても大丈夫。
広々としたロフトは6帖もある。





ロフトのカウンター

火打梁を利用したL型カウンター。
これなら強度上必要な火打梁も邪魔な存在とならない。





ロフトより

ロフトからみるリビングの広さは圧巻。





リビングから

キッチン前にはカウンターを設けている。
キッチンの奥は収納スペース。





キッチン

リビングとのつながりは実に開放的。
キッチンの色も潔く




玄関

リビングとつながる玄関。
最小スペースのため全く無駄がない。
引き戸なので、開け閉めもしやすい。
左の下は、下駄箱。




玄関をあける

正面に瓦の衝立があるため、、視線が抜けない。
ポリカーボネートの庇は、玄関を明るくしてくれる。
表札として瓦を一枚エッチングしていただいた。






リビングから

最長12mの延長があるため、とても広く感じる。
正面は、トイレ。
手前にあるのは、ロフトに上がる階段。





トイレ

真っ白のトイレでシンプルに。






洗面所

作り付けの洗面台。
一面鏡でスッキリとするデザイン。
清潔感のある白で統一。








洗面所入り口

正面にあるのは、可動の収納棚。
棚の増設も可能なので、収納力は倍増。




子供室(6帖)

引き戸なので、室内が負圧になることもない。
右側は、2帖分のウォークインクローゼット。






寝室(6帖)

北側なのであえて、高い位置に窓をつけた。
ご主人専用に窓を配置している。
寝室にも2帖分のウォークインクローゼットがある。

Texture




外壁

小さい粒子のままコテむらを控えめに仕上る。
潔さを損なわないように・・・






内部・外部床

黒色のタイルで深みを出す。
白と黒のコントラストを楽しむ。






外部板壁

杉の板に自然塗料の黒色を着色

白い外壁を『グッ』と締めてくれる。








日本瓦の渋い色と、いにしえの瓦の落ち着いた黒色のバランスがイイ。
日にやけてこれからもっと落ち着いてくる。






内部床

クリの無垢のフロアーに自然塗料を施す。
一層浮き出た木目が落ち着きをもたらす。






カウンター前

さまざまな材の厚さの違う板材を組み合わせた壁。
親方の遊び心の傑作。






ロフトの床

ごろ寝が出来るように畳。
い草の匂いがなんともいえない。






玄関ドア

ガラスから漏れるヒカリ。
やわらかなヒカリがもてなす。






玄関ドアのハンドル

鉄を打ち出したゴツめなハンドル。
世界に一点。(かなどこやの井内さん作)






ニッチ

玄関内部にちいさなニッチ。
さりげない細工を施す。


2009年2月、ソラとホシが抱きしめる潔いおうち


全てにおいていさぎよいおうちが完成。
外壁は、純白の白と漆黒の黒。
なにも着飾らない、これが成功した秘訣でした。
が、随所に見所をちりばめることが出来ました。
潔いSさん夫婦のおかげです。



引越しすることが慣れてしまったSさん夫婦の安住の地として
選ばれた土地は、素晴らしいものでした。
その土地で設計・施工させていただいたことに非常に感謝します。
気さくなSさんにほぼ任せていただき、

ふんだんに『粋』の技術を投入させていただくことができました。
技術面もデザイン面も・・・
おかげで、ここ大名行列で有名な矢掛の地域柄のデザインを
なんとか取り入れることが出来ました。


このおうちに訪れるたび、心にゆとりが出てきます。


ミドリ  
カワ  ソラ  ホシ

日本の人なら誰しもが懐かしむ原風景が、そこにはあります。
そんな心のゆとりがほしければ、
常日頃背負っているものを下ろさなければなりません。
『いさぎよく・・・』
自然にそれをさせてくれる不思議な魅力がこのおうちにはありました。


人はそんなに潔くなれない。
いつしか社会としがらみにもまれ、自分を見失いがちになってしまう。
しかし、潔く決断する時、アナタは本当のアナタになる。
気持ちの迷いなんてないアナタに。



『粋な潔さ』を、追い求め続けることが出来るだろうか?
お問い合わせいただけたら、施工物件をご案内いたします。
当社では、押し売りはいたしません。お気軽にご連絡ください。

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